
現代においてさまざまな飲食店や販売店、企業などでアプリの導入が進んでいます。アプリを活用すれば効率よく集客につなげることも可能です。ただ、はじめてアプリを運用する場合、どのように運用していけばよいかわからないというケースもあるのが実情です。ここでは、アプリの運用をはじめて行う人に向けて、押さえておくべきポイントについて解説してきます。
アプリを運用で達成したい目標設定

まず、アプリを運用する際に目標を定めることが大切になります。KPIとよばれる数値で表すことができる目標を決めましょう。その目標が達成できるよう、運用をしていくことが大切になります。
ダウンロード数の目標設定
アプリのダウンロード数は、アプリ運用において一つの指標となります。アプリをせっかく作ったのに、ユーザーに使われないとなれば、開発費が無駄になってしまいます。アプリをどうすれば多くの人にダウンロードしてもらえるか、戦略面も考えながら目標設定を行いましょう。
アクティブ率の目標設定
アクティブ率も、ダウンロード数と同様に非常に重要です。アクティブ率とは、アプリのダウンロード数に対して、どれくらいの人がアプリを実際に活用しているかという指標となります。アクティブ率が高ければ、アプリが多くの人に活用されている証明となり、マーケティング面でも効果が高かったと推測することが可能になります。
アクティブ率は、デザイン面や使いやすさなどで大きく変わってくるため、ユーザーにとって使いやすいかどうかという視点で考えることが大切になります。
コンバージョン率の目標設定
コンバージョン率とは、成約率ともいわれますが、アプリを使っているユーザーがどれだけアプリを通じて商品の購入やサービスの利用をしたかといった割合を指します。
飲食店や企業などがアプリを運用している場合、最終的にこのコンバージョンを目標としています。売上に大きく関わるため、しっかりと目標設定を行い、どうすればコンバージョン率を上げることができるのか試行錯誤することが必要となります。
アプリの運用フローの構築

アプリを開発したら、どのメンバーがどんな業務を担当するのか、事前に運用フローを決めておく必要があります。これを決めておかないと、アプリをリリースしてから混乱を招くことになるため、さまざまなシーンを想定して、人材を適切に配置することが重要です。
ここでは、3つの段階に合わせて、ポイントを紹介します。
運用準備段階
この段階では、アプリの基本的な使い方や、ヘルプページへの導線を把握しておきましょう。アプリにさまざまな機能を付帯している場合、どんな機能が備わっているのか把握しておかなければ、ユーザーへの対応の際に困ります。
アプリが持つ機能を理解し、トラブルなどが起きた際の対処法など、運用準備段階でしっかりと整理しておきましょう。
運用定着段階
運用定着段階では、実際にアプリの運用を行ってみて、効果の検証を行うフェーズとなります。設定した目標に対しての進捗度の確認やユーザーからの評価などを見ていきます。
この段階でのポイントは、アプリを通常運用していく中で、担当する各メンバーからの意見やユーザーからの意見などを集約し、情報を収集できるよう社内で体制の構築をしておく必要があります。
運用拡大段階
運用拡大段階では、しっかりとアプリが多くのユーザーに使われるようになり、アプリの運用がマーケティング面においても大きな成果が出ている状況です。
この段階では、今よりもさらにステップアップし、さらなる効果を得られるよう戦略を練っていくフェーズとなります。
ここまでアプリを運用してきて挙がった課題点や口コミなどの情報をもとに、アプリをブラッシュアップしていくことが重要です。
まとめ
ここまでアプリ運用をはじめて行う際のポイントについて解説をしてきました。アプリの運用をはじめて行う場合は、最初は慣れず社内でも混乱が生じるケースもあります。極力混乱を招かないよう、あらかじめ準備段階でアプリの使用方法などをしっかりと理解し、社内の業務フローの構築をしておくことが大切になります。